南流山リーフ歯科クリニックBLOG

2015年12月18日

歯科用マイクロスコープ

当院は歯科用マイクロスコープを導入しています。

マイクロスコープとは簡単に説明すると歯科用顕微鏡のことです。

肉眼の320倍程度まで拡大して患部を確認することが出来ます。

マイクロスコープは、最初、耳鼻科や眼科で使われはじめ、1950年代に脳神経外科、その後、心臓外科、形成外科、産婦人科等でも使われるようになり、1990年代に入って歯科でもようやく実用化されるようになりました。

細かい作業が必要な歯の治療にマイクロスコープを導入することにより一部、医師の経験や勘だけに頼ってきた治療では不可能だった高度な治療が可能になるのです。

 

マイクロスコープを導入の利点

①精密な根管治療

②精密な虫歯治療

それにより治療精度が高まり、より長持ちする治療が受けられるのです。

 

ただ、マイクロスコープの普及はまだまだ一般的ではなく、現在でも全国の歯科医院で導入されているのは、わずか23%というのが現状です。

 

歯科でマイクロスコープが普及しない理由として

①高価な機器である

②歯科領域におけるマイクロスコープの歴史の浅さ

③教育の場が充実していないこと

④使いこなせる知識と技術を医師が身につけなければならない等があります。

 

マイクロスコープの欠点

見えなかった部分が見えるため、治療時間が長くなりがちで患者様の負担が増える可能性があります。

また、マイクロスコープを使用時に時々感じるジレンマがあり、「見えた」からといって即「治せる」ものではないものがあることです。

今まで肉眼で分からなかったものが見えたことにより、その状態によっては抜歯などの大きな決断をしなければならない確定診断になることだってあり得ることなのです。

 

マイクロスクープがあれば良い治療が出来るというわけではありません。

やはり、医師の経験、技術力、知識、スタッフ間の連携、そして患者様とのコミュニケーション力がなければ、良い治療は出来ないと思います。歯科医療の発展のため、患者様のため、当院は医師、スタッフ共に日々精進してまいります。

 

 

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